2026/6/15(Mon)-6/21(Sun)
11:00-18:00
最終日は16:00まで

知らない人の手が、 壁からそっと差し出されている。 名前も、顔も、年齢も、 どこから来た人なのかもわからない。 けれど、その手には 誰かが生きてきた時間が残っています。 手のしわ、指のかたち、 ふくらみや、わずかな癖。 ライフキャスティングによって写し取られた手は、 ただの彫刻でありながら、 どこかにいる“誰か”の存在を静かに感じさせます。 本展では、 その手に実際に触れ、握手することができます。 知らない人なのに、触れられる。 知らない人だからこそ、少し不思議に感じる。 見るだけでは届かない距離に、 手を伸ばしてみる展示です。

愛知県を中心に活動をしているライフキャスティング®︎スタジオ。 実際の手や足を立体的に型取りし、しわや指先の形まで残すライフキャスティング作品を制作しています。 赤ちゃんの手足や家族の記念作品を中心に制作する中で、手のかたちには、その人が生きてきた時間や記憶が残っているように感じてきました。 現在は、記念品としての作品だけでなく、「触れること」や「人との距離感」をテーマにした表現にも取り組んでいます。 本展では、知らない誰かの手に触れ、握手することで、まだ出会っていない人の存在を感じていただけたら嬉しいです。