「 旅の風景は一期一会。二度と同じ風景を見ることはない。
そしてそれは終わることのない時間の流れ。
瞬きの瞬間通り過ぎるものもあれば、緩やかな時の流れとともに寄り添うものもある。
それらは全て無常の情景。」
写真家プロフィール
★永井三千生 / Michio Nagai
東京都出身。
国内外を旅したり海に通う中でカメラや写真に興味を持ち、独学で始める。
後に写真同好会への参加を通じて撮る事にプラスして写真を人に見てもらう事の魅力を知るようになり、イベント等への展示を始める。
2015年、2018年、2019年に個展を開催。
「今、自分達が生きている世界は美しい」という根底のテーマを元に場所、季節などにフォーカスして写真活動を行う。
コンセプト
キメラ (Chimera)
昨年、私が住む街にも従来経験した事がない強い台風が通り過ぎて行った。
空そのものが鳴っているような風の音、天の底が抜けてしまったような強烈な雨、時折聞こえてくる警戒のアナウンス。。。
近くを流れる川は氾濫するかもしれないという緊張もあったが幸いにも大きな被害がなかったこともあり台風が過ぎた後、河川の周りがどうなったのか気に留める事はなかった。
数ヶ月後、ふと川に訪れた際に昨年の台風が今までとは違う次元で川の周辺の景色を変えていた事に改めて気付かされた。
濁流の中で立ち続けたり力尽きて倒れた木々は様々な物を受け止めていて、その姿は芸術家が創り出した造形作品のようでもあり、台風が生み出した未知の生物のようにも見えた。
★小林久人
自己紹介
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1971年、静岡県浜松市生まれ。写真家
2013年、Arts Initiative Tokyo アーティストコース修了。
2016年、浜松市鴨江アーティストインレジデンス
2019年、後藤繁雄スーパースクール修了
写真を作品にしていく上で社会との繋がりや、自分の内面
と対峙することに大切にし制作している。
主な個展に「Collections」(京都、2016年)、
主なグループ展にGuizhou Original Photo Festival(中国、2016年)、
六甲山国際写真祭(兵庫、2016年)などがある。
ステートメント
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雨が降り水が流れ崖が崩れ平地になる。そのような事が何億年も繰り返され今の自然が形成されている。
1000年に一度と言われている東日本大震災により人間は1000年という年単位を意識した。
しかし自然は何億年という長い時間をかけて形成されているきた。文明が発達し様々なものが発明さ
れて人々の暮らしは豊かになった。そのため自然には大きな負担をかけ地球温暖化やビニールの問題など
が発生している。ようやく人間はそれらの問題を解決すべく行動をとり始めた。それは自然の原点を知る
事ではないだろうか。自然の中に時代性があるとしたら今はどのような時代なのだろう。
★前田 充晴
1968年生まれ
学生時代に訪れた北海道の風景に魅せられ意識して写真を撮り始める。
その後北海道にとどまらず小笠原のクジラ、カナダのオーロラ、NYの街中など、撮影や創作というよりは、ジャンルを意識せず色々なものをこの目で見てみたいという好奇心が強く、
その時に感じた感覚や感情を大切にして、そこから自分なりの表現を探求していければと常に模索を続けている。
個展
2017年 雪の旅 Snowy Journey エプソンイメージングギャラリーエプサイト
2018年 旅のある風景 SPACE-K代官山 Gallery
グループ展
2016年 六甲山国際写真祭 招待展示 RAIECSHOW
2019年 Month of Photography Denver THE BIG PICTURE 2019選出
活動
2014・2015・2017 六甲山国際写真祭ポートフォリオレビュー参加
2015・2016 KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭ポートフォリオレビュー参加
2015 東京国際写真祭ポートフォリオレビュー参加
2017 レビュー・サンタフェ参加
コンセプト
旅の風景は一期一会。二度と同じ風景を見ることはない。
そしてそれは終わることのない時間の流れ。
瞬きの瞬間通り過ぎるものもあれば、緩やかな時の流れとともに寄り添うものもある。
それらは全て無常の情景。