
3/26(wed) – 3/30(sun)
12:00 – 17:00
最終日は16:00まで
2024年 京都芸術大学 美術科写真コース卒業
・卒業制作にて学科賞、学長奨励賞 受賞
京都芸術大学大学院 芸術研究科写真映像領域へ入学
・Luxembourg Art Prize において2024年度芸術功労証書を授与される。
・UNKNOWN ASIA 2024 レビュアー賞
ストックフォトと自身で撮影した写真を使ってアナログで切り貼りしたフォトコラージュを制作、
他者の写真も自身の写真も本来の文脈から切り離され、個々のモチーフとなった写真はどれも等価であり、
再構築されることでまた新たな世界を築き上げる。
人種や性別、年齢や職業など様々なものに分類さえ、暗黙の強制の中で生きる私たちが、
そんなものから切り離された世界で、自由に自己を表現できる社会になって欲しいという願望を作品に込めている。
私の母国日本では、他者との調和を重んじ、集団の和を優先する価値観が深く根付いている。
この文化は、社会の安定を支える一方で、少数派に無言の圧力を与え、個人の「独自性」や「多様な視点」を静かに薄めていく。
人は「自分らしく」生きたいと願いながらも、無意識のうちに他者を基準へと誘導し、彼らの「らしさ」を奪っている。
見る者と見られる者の関係は固定されることなく入れ替わり続け、外も視線に縛られながらも、自らもまた他者を縛る存在となる。