TAMURA MIKI
自分の心に触れた“言葉に出来ない美しいもの”を
針穴写真など、様々な手法を用い表現する。
プロフィール
日本大学芸術学部写真学科中退。
【受賞歴】2017年エプソン「V-edition 賞」
2019年エプソン「meetup!」審査員賞受賞
【個展】
清澄白河Ls café『好キニ咲ク』
自由が丘SORA 『REAL MY DOUGHTER』
原宿sora an 『A girl, doll, daughter』
平塚美術館 『私小説、平塚。~半径二キロの光~』
『廃園』~Glass Flower~
データの花シリーズより
デジタル信号の中で咲く花。
危うく、脆く、美しい。
その花は虚実無い混ぜに咲き誇る。
儚くも妖しく永遠に咲き続ける。
死んだ花、摘まれた花、枯れた花。
どこまでが生で、どこからが死か。
悲しみの色素は青に染まる。
死んでいるのか、生きているのか、生と死どちらなのか。
どこまでが虚か実か。
データとはいったい何なのか。
今回は廃園というテーマでデジタルの表現を借りて
花とデータのもう一つの側面を捉えてみた。